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カテゴリ: ゆるキャラ

須崎市がクリーブラッツに対して、しんじょう君に関する著作権を侵害したとして、ゆるキャラ「ちぃたん☆」の運営会社であるクリーブラッツ社にキャラ使用の停止の仮処分申請を行っていた件で、高裁での結果が出ました。

◇「ちぃたん☆」高裁もOK 高知・須崎の即時抗告棄却 下野新聞
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/259988
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これで、仮処分に関する件は終結する事になります。しかし、特許関連の裁判の場合、仮処分とは別に本訴があります。
須崎市が今後本訴に踏み切るかどうかは分かりませんが、ちぃたん☆に関しては、去年から2020年1月12日現在まで特許庁から商標登録申請却下をされている状態が続いています。つまり、実質的には、須崎市がキャラ使用禁止を求めていた内容が違う形で実現している事になります(^_^;)。

今回の高裁が須崎市の訴えを即時抗告却下した件と現在でも「ちぃたん☆」の商標登録を却下している件から見ますと、今後の状況は2通りのパターンが予測出来ます。


・須崎市は、今後本訴に踏み切る。
・仮処分申請は却下されたが、特許庁による「ちぃたん☆」の商標登録の却下が継続されていて、須崎市の要望が実質的に通っているので、しばらく本訴に踏み切るのを様子見する。(裁判所からそのように提案されている可能性がある)


まあ、2020年もちぃたん☆の活動は、YoutubeとTwitterとアキバ界隈のイベントだけで終わると思います(^_^;)。グッズや書籍の販売、アニメ化などは、今のままだとかなり厳しいでしょう。今年後半は、オリンピックが終わって各企業が守りに入ってくると思いますので、去年の今頃とは違って、運営が企業にちぃたん☆のコラボの話を持ちかけていって乗る企業は少ないと思われます。明らかにニーズが無くなっていますからね(^_^;)

そもそも、クリーブラッツが運営する芸能事務所に所属するアイドルグループ「仮面女子」や「スリジエ」のメンバーのTwitterやブログなどを読めば分かりますが、彼女たちは明らかに「ディズニー大好き♡」という人ばかりで、事務所にゴリ押しされて、「ちぃたん☆好き(^^)」を演じていただけなのがバレバレですからね(^_^;)
これで、事務所から「ディズニー禁止令」が発動されたら、一気にメンバー辞めそう(^_^;)

ちぃたん☆商標登録却下の件は以下で調べられます。

◇特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

ラジオボタンで「商標」を選択して、「ちぃたん」で検索。

◇商標登録却下内容
Screenshot from 2019-11-17 11-49-20


拒絶査定 (商標出願2017-165376)
1/
              拒絶査定


商標登録出願の番号     商願2017-165376
起案日           令和 1年11月 5日
特許庁審査官        和田 恵美        8478
指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分
 第 9,14,16,24,25,28,41類
願書のとおり
商品及び役務の区分の数    7
商標登録出願人       株式会社クリーブラッツ
代理人           蔵田 昌俊(外 3名)

                 結 論

 この商標登録出願については、商標法第15条の規定に基づき、商標登録をすることができません。

                理 由

 この商標登録出願(以下「本願」といいます。)については、平成30年 8月17日付けで通知した理由(第4条第1項第11号)が解消されていないため、商標登録をすることができないとの判断に至りました。
 出願人は、平成30年9月25日付け及び令和1年10月15日付けの意見書で種々述べ、その主張を立証するために、平成30年9月27日付け及び令和1年10月15日付けの手続補足書提出していますが、下述のとおり、本願に係る商標(以下、「本願商標」といいます。)は、商標法第4条第1項第11号に該当するものですから、さきの認定を覆すことはできません。


1.本願商標について

  本願商標は、別掲の構成より成るものです。


2.引用商標について

  引用に係る登録第登録第5978539号商標(以下、「引用商標」といいます。)は、別掲の構成より成るものです。

2/


3.本願商標と引用各商標との類否について

 本願商標は、キャラクターの図形及び「ちいたん☆」の文字から成るものですが、両者は視覚上明確に分離されており、その構成上からは、キャラクターの図形(以下、「本願商標の図形部分」といいます。)のみを分離して観察することが取引上不自然であると思われるほど不可分的に結合されているような事情は見い出せません。
 そのほか、本願商標の図形部分と「ちいたん☆」の文字とを一体とみるべき格別の事情は認められません。
 そうすると、本願商標は、その構成中、本願商標の図形部分を要部として抽出し、この部分のみを他人の商標と比較して商標の類否を判断することができるというべきです。
 そこで、本願商標の図形部分と引用商標の類否についてみるに、両者は、これを詳細に観察すれば、体の色彩、帽子の形態、リボンの有無、表情、手の位置等において相違があるものの、いずれもカワウソをモチーフとしていると認められること、丸い顔と縦長楕円の目、ウエストのくびれがない楕円形の胴、短い手足及び短い尻尾からなり、また、二本足で立っている点において類似しています。
 してみれば、本願商標の図形部分と引用商標は、構成の軌を一にしており、類似するものと認められます。
 したがって、本願商標と引用商標は、類似する商標というべきであり、また、指定商品・指定役務も同一又は類似します。



4.意見書による出願人の主張について

 出願人は、意見書で、第4条第1項第11号について「本願商標はカワウソの『ちぃたん☆』のキャラクターを表す商標として全国的にも相当程度周知されており、引用商標との混同が生じることなく商標として使用されているものである。」旨主張しています。
 しかし、本願商標と引用商標が類似していることは、3.で述べたとおりです。
 ゆえに、この点についての出願人の主張は、採用できません。

 出願人は、意見書において、第4条第1項第11号について、その他種々述べていますが、いずれも採用することができません。

2019年11月5日に、ちぃたん☆の商標登録が却下されています。
そして、これの事があって、クリーブラッツ社と昔から付き合いがある東京スポーツがしんじょう君と須崎市の活動をまるで不正があるような書き方でディスっています(^_^;)
https://www.tokyo-sports.co.jp/entame/news/1620954/

ちなみに、しんじょう君の活動費は、ふるさと納税を含めた税金は使われておらず、寄付だそうです。
また、イベンターから出張実費を出してもらっているようです(^_^;)
https://www.city.susaki.lg.jp/download/?t=LD&id=254&fid=4248

◇特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

ラジオボタンで「商標」を選択して、「ちぃたん」で検索。

◇商標登録却下内容
Screenshot from 2019-11-17 11-49-20


拒絶査定 (商標出願2017-165376)
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              拒絶査定


商標登録出願の番号     商願2017-165376
起案日           令和 1年11月 5日
特許庁審査官        和田 恵美        8478
指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分
 第 9,14,16,24,25,28,41類
願書のとおり
商品及び役務の区分の数    7
商標登録出願人       株式会社クリーブラッツ
代理人           蔵田 昌俊(外 3名)

                 結 論

 この商標登録出願については、商標法第15条の規定に基づき、商標登録をすることができません。

                理 由

 この商標登録出願(以下「本願」といいます。)については、平成30年 8月17日付けで通知した理由(第4条第1項第11号)が解消されていないため、商標登録をすることができないとの判断に至りました。
 出願人は、平成30年9月25日付け及び令和1年10月15日付けの意見書で種々述べ、その主張を立証するために、平成30年9月27日付け及び令和1年10月15日付けの手続補足書提出していますが、下述のとおり、本願に係る商標(以下、「本願商標」といいます。)は、商標法第4条第1項第11号に該当するものですから、さきの認定を覆すことはできません。


1.本願商標について

  本願商標は、別掲の構成より成るものです。


2.引用商標について

  引用に係る登録第登録第5978539号商標(以下、「引用商標」といいます。)は、別掲の構成より成るものです。

2/


3.本願商標と引用各商標との類否について

 本願商標は、キャラクターの図形及び「ちいたん☆」の文字から成るものですが、両者は視覚上明確に分離されており、その構成上からは、キャラクターの図形(以下、「本願商標の図形部分」といいます。)のみを分離して観察することが取引上不自然であると思われるほど不可分的に結合されているような事情は見い出せません。
 そのほか、本願商標の図形部分と「ちいたん☆」の文字とを一体とみるべき格別の事情は認められません。
 そうすると、本願商標は、その構成中、本願商標の図形部分を要部として抽出し、この部分のみを他人の商標と比較して商標の類否を判断することができるというべきです。
 そこで、本願商標の図形部分と引用商標の類否についてみるに、両者は、これを詳細に観察すれば、体の色彩、帽子の形態、リボンの有無、表情、手の位置等において相違があるものの、いずれもカワウソをモチーフとしていると認められること、丸い顔と縦長楕円の目、ウエストのくびれがない楕円形の胴、短い手足及び短い尻尾からなり、また、二本足で立っている点において類似しています。
 してみれば、本願商標の図形部分と引用商標は、構成の軌を一にしており、類似するものと認められます。
 したがって、本願商標と引用商標は、類似する商標というべきであり、また、指定商品・指定役務も同一又は類似します。



4.意見書による出願人の主張について

 出願人は、意見書で、第4条第1項第11号について「本願商標はカワウソの『ちぃたん☆』のキャラクターを表す商標として全国的にも相当程度周知されており、引用商標との混同が生じることなく商標として使用されているものである。」旨主張しています。
 しかし、本願商標と引用商標が類似していることは、3.で述べたとおりです。
 ゆえに、この点についての出願人の主張は、採用できません。

 出願人は、意見書において、第4条第1項第11号について、その他種々述べていますが、いずれも採用することができません。


これが出ているという事は、須崎市が仮処分申請を一度却下された後、即時抗告してそれが通った可能性が高そうですね(^_^;)。以前予測した通り、このまま本訴に入りますと、今回の特許庁のちぃたん☆に対する商標権却下はクリーブラッツにとってはかなり不利な状況になる事は間違いないでしょう。

◇「ちぃたん☆」の使用停止認めず
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20190922/8010006271.html

◇著作権侵害行為等差止仮処分命令申立事件
https://www.city.susaki.lg.jp/download/?t=LD&id=130&fid=12641

◇しんじょう君とちぃたん☆の類似性について(今回の訴訟の弁理士の見方)
https://news.yahoo.co.jp/byline/kuriharakiyoshi/20190921-00143563/

◇Twitterでアカウント凍結祭りか ちぃたん☆や仮面女子、Vtuberなども凍結
https://news.nicovideo.jp/watch/nw5292678

この問題は本訴にすら入っていないので、グッズの販売や番組出演はかなり厳しいのは変わらないでしょう(^_^;)。アカウント凍結された件はもっと大手メーカーに心証悪いし。
この手の裁判は、本訴では決着に時間がかかりますので(早くて2年ぐらい)、その為、仮処分申請で相手の活動を停止させる事で侵害行為を一時的に止めるというのが一般的な方法で、その他にも本訴と仮処分を同時に行う事もあるそうです。ただ、いずれにしろ、裁判所は「黙示の認可」と見なしているので、仮処分申請をしても認めない可能性は高く、裁判所では本訴で決着をつけろという事でしょう。本訴と仮処分を同時に行ったとしても別々に審理されるので、仮処分が却下されて、結局本訴で決着が着くという判例もあります。

仮処分を申請する目的は一般的に相手の活動を停止させて和解に持ち込むといったものが過去の判例を見ると多いが、今回のケースは須崎市・クリーブラッツ双方が和解を望んでいないように見えるので須崎市は抗告をした結果がどうであれ、本訴にまで踏み込む可能性はかなり高いでしょう。
須崎市としては仮処分を認めてもらって、本訴で完勝を目指す予定だったと思いますが、恐らく裁判所が考えているであろう「本訴で決着をつけろ」というのが須崎市がしんじょう君の権利を守る為には必須事項でしょう。

弁理士などが書いている知財関連の記事を読みますと、須崎市の方がデザインなどの意匠権や類似性、商標登録を先にしている事などにおいて有利ですので、抗告よりも本訴に持ち込んだ方が良いでしょう。仮処分は利点と短所があるので、負けた時のダメージを少なくするなら本訴した方が良い。
抗告をするメリットは、今までと同じように、さらに半年以上クリーブラッツを封じ込んだ上で、本訴に入って数年活動を封じ込める点かもしれません。
今回の仮処分却下まで7ヶ月ぐらいはかかっているが、抗告でどれぐらいかかるか分からない。また、6ヶ月ぐらいはかかると見ても良い。

今回の各メディアで報じられているようにクリーブラッツが「当社の主張が全面的に受け入れられたことについて大変安堵しております」とトンチンカンなコメントをしているので、この会社の弁護士は仮処分と本訴が全く別物である事を教えていないのでしょうね(^_^;)

クリーブラッツのちぃたん☆以外のコンテンツである仮面女子やスリジエから主力メンバーの大量卒業が起こっているので、ちぃたん☆を復活させたいのだろうけど、今回の裁判沙汰だけでなく、もっと直接的に「フォロワーが偽物だった」という企業との信頼を約束する指標をごまかしている部分の方が問題。どちらにしても、ちぃたん☆の活動は今までと同じでSNSと一部のイベントに出演出来たら良い方であり、コンプライアンスを重視する傾向が強い大手メーカーとのコラボは壊滅的でしょう。零細メーカーもグッズを作ってくれるかどうかは分からない。

須崎市は、しんじょう君の権利を確実にしたいと考えているのであれば、感情に流されず、理詰めで攻めていけば良いと思います(^_^;)
抗告→本訴という裁判の進め方でも構いませんが、直接本訴に持ち込むのも良いでしょう。

キャラクタービジネスは、数年活動封じられたら何の利益も生みませんからね(^_^;)。
フレーベル館などは、ちぃたん☆騒動の当初、和解を勧めていましたが、クリーブラッツがちぃたん☆で金儲けをしたかったら、そうするのが一番の正解だったというわけです(^_^;)
ちなみに、しんじょう君は地域振興が目的のご当地キャラですので、キャラクタービジネス人気が無くても、須崎市のPRをする為に続けられるだけ続ける事が可能です。
がちキャラやちぃたん☆は営利目的のキャラなので、ディズニーやサンリオのキャラに勝つ必要がありますから生き残りは厳しいのは必然。

そう言えば、イーサキングが本訴で須崎市が負けたら、YouTube止めますと言っていたけれども、あれは本訴に入れば、イーサキングがYouTubeのチャンネルを維持している期間よりも長引くのが分かりきっているからでしょうね(^_^;)。数年後にイーサキングやちぃたんが存在している可能性低いし(^_^;)

そもそもクリーブラッツという芸能事務所運営会社が数年後存在しているのかもかなり怪しい状況に今なっていますしね(^_^;)。
「超進化宣言」をしている仮面女子は主力メンバーが大量に卒業して活動が大幅退化しているし、スリジエもかわいいメンバーさんが多いのに活かしきれずに活動休止している子多いし。

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